毛穴のケアなどのために毎日行う洗顔ですが、この洗顔方法が間違っていると、かえって毛穴のト
ラブルが発生してしまうことがあります。
そのしくみですが、一つ目は、スクラブ洗顔など過剰に皮脂を奪うケアを行うと、余計な皮脂の分泌を促してしまい、その結果適切な毛穴の開閉や皮脂分泌を妨げることになります。
二つ目は、そうしたケアは皮脂だけでなく、潤いなどキメを整えるのに必要なものまで奪ってしまうことになります。その結果毛穴の黒ずみと言ったトラブルを生じさせ、逆に毛穴が目立つ肌になってしまうのです。
では、お肌の潤いは奪わずに汚れだけをきっちりと落とす、最適な洗顔はどうしたら良いのでしょうか?
それには、やはり市販の洗顔料を使うのがおすすめです。ただし、いろんな商品が販売されていますので、自分の肌に一番合う洗顔料は、いろいろ試してみて探すしかありません。
自分に合う洗顔料を探す前に、まず洗顔後の肌のイメージをはっきりさせておきましょう。
「お肌の潤いを奪わない」については、ツッパリ感がないこと。「きっちり落とす」については、ざらつきがないこと、があげられます。さらに使うごとに肌がつるっとしてくるような、優しい角質ケアも備えたものであればよりベターと言えます。
具体的な洗顔料選びのポイント
1.合成界面活性剤を使用しているか否か
洗顔といえば洗顔フォームが主流となっていますが、スキンケアに敏感な人は洗顔フォームに含まれる合成界面活性剤が肌を刺激してかえって肌が荒れてしまうこともあります。
ですから、こういった人たちには、固形石けんを使ったり、合成界面活性剤の入っていないクレンジングゲルを使いましょう。
2.やさしい洗顔ができるかどうか
せっかく良い洗顔料に巡り合っても、使い方、洗う際の動作が間違っていると、逆効果になってしまうこともあります。まず、普段の洗顔で、毛穴の気になる小鼻周りなどをゴシゴシこすってはいけません。
こすることによってキメを壊し、毛穴の炎症を悪化させることにつながります。またこすり過ぎは、顔のくすみの原因にもなります。
良い洗顔は、こすらずに泡で包み込むようにやさしく洗う洗顔です。洗顔料によっては、スクラブを柔らかい成分としたり、泡立ちなどのテクスチャーで洗顔時の摩擦を起こりにくくしているものもあります。
また、キメを整える工夫にも目を向けることも、毛穴の目立たないツルツルのお肌への近道です。
最後に、自分にあった洗顔料の見つけ方ですが、さきほど述べた洗顔後の肌のイメージが目安になります。
ぜひいろいろと試してみて、自分に合った洗顔料を見つけて下さい。